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2025.12.27
結婚と同時に「生命保険」に加入しなければと考えるのと同じように、子どもが産まれると同時に「学資保険」に入らなければと誰もが考えてしまうでしょう。しかし、学資保険に関してはそもそも入る必要はありません。
理由は、銀行の預金並にお金が増えないからです。
増えない理由は、掛け金の運用期間が短過ぎること、(子供が18歳になるまでですもんね)そして、学資保険にも死亡保証がついていること、です。
(死亡保証の掛け金は掛け捨てなので返ってこない費用です)
そんなわけで学資保険に関しても、前回の生命保険同様に家を建てるタイミングで見直していただきたいと考えている次第です。
では、子供たちの大学への進学資金はどのように調達すればいいのかという話になるのですが、個人的には、まずは学資保険に回そうと思っていた資金を丸々「NISA」に回していただきたいと考えています。
お子さんが2人いて、それぞれに1万円ずつ学資保険をかけようというお考えだとしたら、2万円「NISA」のつみたて枠を増やすということですね。
ただし「NISA」に関しも先程お伝えした学資保険同様に運用期間が短いと、学費が完全に賄えるほどお金は増えてないと思われます。
それゆえ、学費に関しては「NISA」には手をつけず「奨学金」を申し込んでいただくといいと考えています。
「奨学金」は銀行の教育ローンに比べて金利がずいぶん安いし、返済も大学を卒業してから半年後からのスタートです。そのため、大学在籍時にかかる家賃・光熱費・生活費などと出費が重ならないからです。
つまり、せっかく低金利である「奨学金」制度があるんだから、「NISA」によって資産が増えていようといまいとその資産には手をつけない方がいいというわけです。
「NISA」は増えたお金を再投資することによって、お金が雪だるま式に増えていく「複利」によって運用されています。そのため、途中でお金を引き出してしまうとその効果を減らしてしまうから、そして、あくまで「NISA」は老後資金の不足分を賄うための貯金だからです。
(年金で足りない分をここから徐々に切り崩していくイメージです)
そんなわけで結論を申し上げると、「学資保険」は解約しその資金は「NISA 」に回す。
そして増えていようといまいとその資産には手をつけず大学の学費は「奨学金」を利用する。
これでいいと考えています。(それでも親からの仕送りで生活が厳しい場合は、自分でバイトして稼げばいいと思います。大学は自分が行きたくて行っているわけですからね!)
(*注)
「奨学金」に関しては、給付型はもちろん貸与型に関しても所得制限があるので、その点だけは注意してください。

では、最後の3つ目の軸である医療保険についてですが、この保険に関しては、生命保険や学資保険のように全く加入しなくていいとは思わないです。
とはいえ、民間の保険会社の口車に乗せられて、入り過ぎないように注意は必要だと思います。
理由は、ここ日本では国民健康保険を真面目におさめていれば、国からの手厚い保証を受けることが出来るからです。
まず、私たちは医療機関で診てもらった時、診療費・治療費の30%しか負担する必要がありません。
そして、大きな病気や怪我をした時も「高額療養費制度」と呼ばれる制度が適用されるため、仮に300万円ほどの治療費だった場合健康保険と高額療養費制度の適用によってその支払額はわずか10万円強で済むことになります。
以上の2つのことから医療保険に関しても、もしもに備えて入り過ぎて悪戯に保険の掛け金を増やすのではなく、いつでも引き出せる現金を手元に増やしておくことが大事だと考えています。
そのため、医療保険に入り過ぎているかもと思われた方は、生命保険と学資保険を見直すタイミングで医療保険の見直しもしていただければと思います。
そして、保険に回していた資金を「NISA」を利用しつつ長期積立投資に回してください。
では次回はこれらの話と関連性が高い「頭金の使い途」についてお伝えしていきたいと思います。
