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2025.6.20
部屋の数と広さをどうするかによって、建てたいと思っている家の面積は大きく違ってきます。
そして平屋を建てるとなれば、2階建てに比べて家の価格に直接的に影響するため、平屋をお考えの方は部屋の数や広さについて自分なりの考え方を持っておいていただくことをオススメしています。
というわけで、今回は部屋の数と広さについてお聞きしていきたいと思います。
まず、これをお聞きしていくにあたり大前提となるのが、平屋にするということは全ての部屋と収納が上下に分裂することなく同じ階に存在するということです。
つまり、2階建てに比べて部屋も収納も持て余すことなく使えるということです。
2階建ての場合だと、小さな子どもたちは自分の部屋を使うことも少なく、自分の部屋に使ったものを片付けに行かないため、そのための部屋(や収納)が1階に必要になる場合もありますからね。
小さな子どもたちが遊ぶため、子どもたちのおもちゃを置いておくため、そして親御さんが泊まりにきた時のため、やがて迎える老後の寝室用のため、これらを兼ね備えた部屋です。
では、これを前提として部屋の数と広さを考えていきましょう。
まずは「客間」。
これに関しては先程申し上げた通り、平屋の場合なくても問題がない部屋ですが、どうしても畳の部屋がリビングとは別で欲しい、あるいはどうしてももう1つ部屋が欲しいとお考えであれば4.5帖〜6帖を計上いただければいいかと思います。
続いて寝室。
寝室の広さを算出するにあたり必要な情報は、ここに何をどのように置くのか、です。
ベッドを置くのか置かないのか?置く場合どのサイズのベッドを何台置くのか?ベッド以外に置くものがあるのか?といったことです。
仮に、寝室は「寝るだけの部屋」だから最低限の広さでいいとお考えであれば、
シングルベッド2台もしくはクイーンベッド1台であれば4.5帖〜6帖、セミダブル2台であれば6帖、ダブルベッド2台であれば6帖〜7.5帖もあれば充分だし、ゆったりした寝室がいいのであれば、それらに3帖程度プラスして考えていただければいいのではないかと思います。
子ども部屋に関しては子どもの人数と年齢によって柔軟に考えていただいた方がいいかなと思っています。
例えば、お子さんが2人でもうこれ以上は考えてないのであれば、人数分だけ部屋をつくりあとは部屋の広さをどうするか、なので「どうせいつか出て行くんだから最低限の広さでいいや」とお考えなのであれば4.5帖あれば充分だと思うし、「いや、もっと広めにしてやりたい」とお考えなのであれば、6帖とっていただくといいかと思います。
他方、難しいのはお子さんが3人以上いらっしゃる場合です。
人数分だけ部屋をつくればコスト増になってしまうし、やがて子どもたちが出ていくとしたら、持て余す部屋だらけになる可能性が高いからです。
そのため、たくさんお子さんがいらっしゃる方は部屋の数と広さをコストとの兼ね合いを考えながら柔軟に考えていただきたいと思っています。
仮に、お子さんが3人で、一番上と一番下が6歳以上離れているとしたら一番上が家から出ていくタイミングが一番下が自分の部屋を欲しがるタイミングだと思うので、あえて子どもの人数分部屋をつくらずに2つだけにしておくとか、あるいはお子さんが3人で年齢が近く確実にそれぞれが部屋を欲しがりそうだとしたら、小さめでもいいので人数分部屋をつくっておいてあげるといった感じです。
イメージとしては、前者の場合4.5帖もしくは6帖の部屋を2つ、後者の場合3.75帖もしくは4.5帖の部屋を3つ、といった感じでしょうか。
いかがでしたか?
部屋に必要な広さをある程度把握していただけたでしょうか。
では次回は、「収納」の広さについてからお伝えしていきたいと思いますので、「どこにどんな収納がいるか?」ある程度考えておいてくださいね。
藤井