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2025.4.5
年をとるとフローリングで仕上げた洋室よりも、タタミで仕上げた和室の方が良いのではないかとついつい考えてしまいますが、実際はそうではありません。
足や腰になんらかの支障が出てきて屈伸をするのが辛くなるため、タタミに布団を敷いて寝るよりもベッドで寝る方が楽だからです。
そして、この観点から考えると階段も足腰に負担がかかることから「歳をとったら絶対に平屋がいいよねー」となるのですが、では若いうちは平屋より2階建ての方がいいのかと言うと、それも決してそういうわけではありません。
では今回は「若くても2階建てより平屋の方がいい理由について」お伝えしていきたいと思います。
2階建てを基本に考えてしまうと、子ども部屋や寝室を2階につくることになるのですが、子どもたちは親のそばでずっと居たり、いちいち自分の部屋まで片付けに行くのが面倒になったりして、いつも使うものの定位置がリビング付近になってしまいます。
また、寝室を2階につくるとセットであることが多い、ウォークインクローゼットも2階につくることになるのですが、いつも着る服を上まで持ち運ぶのも面倒なので、これもリビング付近がそれらの定位置になってしまいます。
結果、コストを抑えるために収納を削ってしまうと、リビングが常時散らかった状態になるし、それを防止するために収納や余分な部屋をつくるとなると、大幅に建築コストが上がってしまいます。
他方、平屋にすれば全ての収納と部屋がリビングから移動しやすいところに配置されることになるので、おもちゃや衣類を片付けるのが2階建てに比べて面倒じゃなくなります。
その上、余分な収納や部屋をつくる必要もなくなるので、その分コストが抑えられます。
そして平屋のもう1つの良さが家事の手間が減ることです。
例えば、洗濯動線。洗濯物を干しに行くにしても洗濯物を片付けに行くにしても、水平移動だけで済むため、上下を移動するよりもずいぶんと時短になるでしょうし、毎日のこの負担が減るだけでも気持ち的にもずいぶんと楽になるのではないでしょうか。
片付けに関しては先程お伝えした通りです。
子どもたちやご主人がそれなりにキッチリ片付けてくれれば、奥さんの負担はきっと大なり小なり減ることでしょう。
掃除に関しても、ワンフロアだけで済むことから、仕事に行っている時間帯にお掃除ロボットを動かしておくだけで、床掃除の手間がずいぶん減るのは明らかな事実ではないでしょうか。
そんなわけで平屋は、家事・育児・仕事を同時にこなす超絶忙しい奥さんとって強力な味方となるわけです。
「平屋は2階建てよりも建築費が高い」というイメージがあると思いますが、これは建て方次第でどうとでもなります。
要は、先程も少し触れたように2階建てに比べて、保険的な意味合いの部屋や収納をつくる必要がなくなるので、そこさえ理解しておけば決して建築費そのものも高くなることはないというわけです。
平屋にすれば階段もなくなるし、廊下の面積も2階建てに比べて圧縮することが出来ます。
また、平屋にすれば耐震性が高くなることから、制震ダンパーの設置が必要なくなることや、平屋にすれば体積が小さくなること、上下階に温度差が出来なくなるため、空調システムなどに余分なコストをかける必要がなくなることなどのメリットもあります。
空調システムは2階建ての家にとって、快適に暮らすための素晴らしいツールではありますが、電化製品であるが故にエコキュートや冷蔵庫同様にそのうち壊れる時が訪れて、とんでもないメンテコストがのしかかってくることになるでしょうしね。
以上のような理由から弊社では、たとえ年齢が若くとも平屋をオススメしているというわけですね。
間取りのつくり方次第で、土地のコストや外構もコストだって2階建てに比べて抑えることも出来ます。
これから家を建てる方はぜひこの記事も参考にしながら、家づくりの計画を立てていただけたらと思います。
田口