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土地・建物の予算の出し方6

2025.7.19

2階建ての場合、1階にどれだけ部屋をつくるかによって、大なり小なり家の大きさが違ってきます。

例えば、1階に子ども部屋をつくり、2階につくる部屋が寝室だけになるとしたら、2階に廊下をつくる必要がなくなるし、トイレも必要なくなるかもしれません。
また、子ども部屋が1階にあることで、客間的要素を備えた部屋を1階につくる必要もなくなるかもしれません。
子ども部屋が1階にあれば、子どもたちは小さいうちから自分の部屋を使ってくれるでしょうし、子どもたちが巣立った後、その部屋を寝室として使うことも出来るようになるからです。

他方、子ども部屋も寝室も2階につくることを前提とすれば、2階にトイレも必要だし、廊下もそれなりに出来ることになります。
そして、1階に客間的要素を備えた部屋も間違いなく必要となります。

✔部屋の配置を考えつつ、広さを考える

そのため、2階建てを建てる場合、どこにどの部屋を配置したいと考えているかで、家の大きさがけっこう違ってくるということを認識していただきつつ、広さを考えてみていただければと思います。
まずは「客間」から考えてみましょう。

客間

これに関しては先程申し上げた通り、子ども部屋も寝室も2階につくるとしたらあった方がいい部屋だと思います。
ないと、片付けや掃除が大変になり、リビングが散らかりやすくなるからです。

そのため、子ども部屋と寝室を2階につくりたいとお考えの方は、4.5〜6帖を計上いただければと思います。
もちろん、なくてもいいという方は省いていただいて大丈夫です。

寝室

続いて寝室です。
寝室の広さを算出するにあたり必要な情報は、ここに何をどのように置くのかです。
ベッドを置くのか置かないのか?置く場合どのサイズのベッドを何台置くのか?
ベッド以外に置くものがあるのか?といったことです。

仮に、寝室は「寝るだけの部屋」だから、最低限の広さでいいとお考えであれば、シングルベッド2台もしくは、クイーンベッド1台であれば4.5帖〜6帖、セミダブル2台であれば6帖、ダブルベッド2台であれば6帖〜7.5帖もあれば充分だし、ゆったりした寝室がいいのであればそれらに3帖程度プラスして考えていただければいいんじゃないかと思います。

子ども部屋

続いて、子ども部屋です。
子ども部屋に関しては、子どもの人数と年齢によって柔軟に考えていただいた方がいいかなと思っています。

例えば、お子さんが2人でもうこれ以上は考えてないのであれば、人数分だけ部屋をつくりあとは部屋の広さをどうするか、なので「どうせいつか出て行くのだから最低限の広さでいいや」とお考えなのであれば4.5帖あれば充分だと思います。反対に、「いや、もっと広めにしてやりたい」とお考えなのであれば、6帖とっていただくといいかと思います。

他方、難しいのはお子さんが3人以上いらっしゃる場合です。
人数分だけ部屋をつくれば、その分コスト増になってしまうし、やがて子どもたちが出ていくとしたら持て余す部屋が多くなる可能性が高いからです。

そのため、お子さんが多い方は部屋の数と広さをコストとの兼ね合いを考えながら柔軟に考えていただきたいと思っています。

仮に、お子さんが3人で、一番上と一番下が6歳以上離れているとしたら、一番上が家から出ていくタイミングが一番下が自分の部屋を欲しがるタイミングだと思うので、あえて子どもの人数分部屋をつくらずに2つだけにしておくとか、あるいはお子さんが3人で年齢が近く確実にそれぞれが部屋を欲しがりそうだとしたら、小さめでもいいので人数分部屋をつくっておくといった感じです。

イメージとしては、前者の場合1階に子ども部屋をつくりたいとお考えであれば、コストが割高になるので4.5帖もしくは6帖の部屋を2つ、2階につくりたいとお考えであれば1階につくるよりコストへの跳ね返りが少ないので6帖の部屋を2つ。

後者の場合、1階に子ども部屋をつくりたいとお考えであれば、3.75帖もしくは4.5帖の部屋を3つ、2階に子ども部屋をつくりたいとお考えであれば4.5帖もしくは6帖の部屋を3つといった感じでしょうか。

 

いかがでしたか?
必要な部屋の広さが具体的に把握出来たでしょうか?

これに加えて、2階に部屋を3〜4室つくるとしたら廊下を3〜4帖、2階に部屋を2室つくるとしてトイレも2階につくる場合は廊下を2帖、トイレを2階につくらない場合は廊下を1帖、2階につくる部屋が1室だけなら廊下はなし、もしくは0.5帖でカウントしていただければと思います。

では、次回は収納の広さをと言いたいところですが、収納に関しては「土地・建物の予算の出し方その3」をご覧いただくと数字が出ると思うので収納は飛ばし、
次回は2階建てを建てるのに必要な土地に広さを計算していきたいと思います。

 

藤井

カテゴリ:お家づくり, 資金計画
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